軽度認知症障害
2012年 認知症高齢者462万人 また、認知症の予備軍(MCI)の方が400万人と衝撃的な発表があった。
認知症の予備軍(MCI)とは
- 記憶障害を含む認知機能の軽度の低下を本人や周囲の人が気づいていること
- 日常生活や社会生活など、援助なく過ごせていること。
- ほかの病気による認知機能の低下が、生じていないこと。
- もの忘れなどの認知レベルが低下しているが、まだ認知症とはいえない状態のこと
※認知症は援助が必要な状態、MCIは努力や工夫が必要かもしれないが、自立している状態
上記のような段階を経て、多くの方が認知症に至ります。そのため認知症予備軍と呼ばれています。
複雑な注意力の障害
- いつもできていた事(家事や仕事)に時間がかかり、間違いも多くなってくる。
- 何度も確認する。
- 二つの事をするのが難しくなる。(料理をしながらテレビをみる。友人と話をしながら買い物を続ける…など)
実行機能の障害
- 手の込んだ料理が難しくなる。
- 手順が多い仕事をこなすのに努力が必要になってくる。
- 同時に2つ以上の家事や仕事をすることが難しくなる。
- 家事(仕事)の途中で、訪問者が来たり、電話の対応をしたりした後で、それまでしていた家事(仕事)の続きをするのが難しくなる。
- 整理整頓が難しくなり人との会話にもついていけなくなる事が増えてくる。
学習と記憶の障害
- 最近の出来事を思いですのに苦労する
- 予定表(メモ・手帳・カレンダー)がないと困るようになる
- 同じ人に同じ事を何度もくり返して話すようになる
言語の障害
- 言葉がでてこない為、「あれ」「それ」という表現が増えてくる。
- 人の名前がでてこない為、知っている人との会話でも相手の名前を呼ぶことを避ける。
知覚と運動の障害
- 何度が行ったところであっても、地図をみたり人にきいたりする必要がでてくる。
- 車を停める事が以前より苦手になり、車を擦るなどの事故を起こすことがある。
- 空間的な作業(日曜大工、縫い物、編み物)が思ったようにできなくなり努力が必要になる。
社会的認知の障害
- 人の表情を読んだりすることが難しくなる。
- 人のいう事に共感できることが減る。
- 活気が減り、落着きがなくなってくる事もある。
上記のような事は誰にでもあてはまるような事。。。一度は経験した事があるような内容ではなでしょうか?
また、楽天で『まだ間に合う!今すぐ始める認知症予防 軽度認知障害(MCI)でくい止める本 (健康ライブラリーイラスト版) [ 朝田隆 ]』という書籍が販売されています。